私が考えるアルティメットに必要なこと。
それは”読み”である。
”読み”こそが勝つか負けるかを大きく分ける。
相手の行動に対応したり、対処したりすることは
練習中もある程度想定できるので可能であるが
想定内のプレーが起こることなどほとんどない。
もし想定内のプレーだとしたら勝つことが容易になる。
しかしそれが想定外だったとしたら、ほとんどの時間を
対応や対処で終わってしまい、勝つチャンスなど
残っていないだろう。
それでは勝つチームとは何を心がけているのか?
それは”読み”である。
”読み”とはもちろん相手の行動を読むことであるが
一人一人の癖や考え方さえも”読む”のである。
試合開始直後や試合中に考え方が変わる場合もある。
むしろ初志貫徹の人などほとんどいないと言っていいだろう。
その移り変わりを見逃さないのだ。
そして可能ならば移り変わるように仕掛けていくのだ。
それは”読み”に起因する。
”読み”がない行動は移り変わりをプラスに向けてしまうこともある。
間違った”読み”だ。
逆境に追い込むとより力を発揮するアメリカ人がいい例だ。
この”読み”は日常の生活の中でも鍛錬できる。
人ごみで歩く時に、前から来る人が左右どちらに行くかを
”読む”ことも鍛錬になる。
ちなみに鍛錬の鍛は1000日、錬は10000日だと
宮本武蔵は言っている。1000日といえば約3年であり、
10000日だと約27年になる。
日々の練習も常に”読み”を入れることでより高いレベルでの
練習になるだろう。そしてそのことが日常的になればなるほど
勝利への確率は上がるのだ。