先日、仙台に行ってアルティメットをしたときに、
一緒にプレーしていて心のムダがないと感じたプレーヤーがいた。
心のムダとは何か?
質問されて、シンプルであることと答えたが、もう少し補足してみる。
心をムダにしないというのは、そう思ったらそうするということだ。
考え直したりしない。
あれこれ考えていたら、行動が起こせずに、心がムダになってしまう。
そして、人が思ったことに応えることでもある。
たとえば、アルティメットの試合中、チームメイトがパスをもらいに来たとしよう。
そのチームメイトはパスをもらいたくて走っている。
その気持ちに応えるのだ。
もしかしたら結果は見えているかもしれない。
しかし、あえて、パスを投げて、心に応えるのだ。
特に練習中は、絶対にそうしたほうがいい。
もし、その心に応えないとどうなるか。
前述のチームメイトはそれほど真剣に走ってくれなくなるだろう。
パスがもらえるかどうかわかならいのだから。
1本目のパスでもらえなかったとしたら、
2本目には、もらえるかどうかわからない心が働く。
3本目には、もらえないという心になる。
4本目には、走らなくなる。
こういうことが、心のムダだと思う。
1つの心の動きに応えないことが、流れを悪くしてしまっているのだ。
もし、心の動きを感じたのであれば、それに応えよう。
常に応えていれば、必ず感度が上がる。
感度が上がれば、精度が上がる。
精度が上がれば、それが成長である。
100%を目指すプレーというのは、この成長を阻害しているのである。