サッカーをミスのスポーツと定義したのは誰だったか、忘れてしまったが、まさしくその通りだろう。
アルティメットも同じことがいえるのではないだろうか?
ミスをしなければ、オフェンスは得点をすることが容易になる。オフェンス有利の競技であるのがアルティメット。
しかし、ミスをミスのまま放置しているケースが非常に多い。
たとえば、キャッチミスをした場合にそのミスが起こった理由を検証することがほとんどない。さらに、次にどうするかを話し合う場面も見られない。
キャッチミスが起こる理由はだいたい以下に分けられると思う。
1、そもそも初心者である
2、ディフェンスのプレッシャーがあった
3、キャッチしづらい場所に来た
4、キャッチしづらいスローだった
5、目が見えない(鳥目、近眼、老眼など)
キャッチミスが起こった次のプレーとして考えられるのは以下の通り。
1、投げない
2、走り方を指示して投げる
3、何も話さず、投げる
4、怒る
5、キャッチアンドスローをする
ほとんどのケースは4と1だと思う。時間とともに記憶も薄れ、また投げ、キャッチミスをすると怒り、投げなくなり、それが積み重なっていくのがたいがいのパターンではないだろうか?
ミスの重みを味わわせるのは大事なことだと思う。しかし、ミスをミスのまま放置している4や1は全く効果がない。どうしたら、ミスを減らせるかをチームとして取り込むことは勝利への近道である。しかし、投げないことで減らすミスはチームの総力を上げる意味では効力はない。むしろ自分たちの力を減らしていることに気がつくはず。
キャッチミスを減らすように取り組むことは、キャッチミスをした人のレベルを上げることにもなるけれども、自分自身のスロー力や提案力が格段に上がるのである。それがチームの力を上げていくことに繋がっているのである。