人に伝える。
自分の意見を述べる。
自分の考えを身振り手振りで伝える。
でも、どこかしっくりこない。
自分の意見の伝え方が違っているのか?と
伝え方を調べ、やってみる。
でも、やっぱりしっくりこない。
相手は一向に変化がない。
そんな時、どうするか?
山田ズーニーさんの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』(筑摩書房)を読んでほしい。
自分の考えも大事。
でも、相手が要求する問いに対する答えでないとそれは伝わらない。むしろ、逆効果。
『なぜ、そうするのか?』という問いに
『俺は、こうしたいから』という答えでは自分の意見を伝えているに過ぎない。
もちろんこの意見で解決できる場合もある。
そうでない場合は、相手がどうしてそう聞いてきたのか?という問いをしてみるといい。
相手がどうして
『なぜ、そうするのか?』と問うたのか?と自分に問いただしてみるのだ。
もしかしたら、違う選択肢もあるということを伝えたかったのかもしれないし
そもそも、相手が自分のことを不信に陥っているのかもしれない。
大事なのは、自分の意見ばかりを主張するのではなく、相手の問いから相手の要求をつかみ、その要求に沿った意見を伝えることなのだ。