オフェンスセットの心構え
アザレアゲームズのとか塾で聞きたいことにあった項目です。
アルティメットだけでなく、オフェンスの役目はもちろん点を取ること。それに尽きます。
点を取ればいいのかと簡単に考えますが、それはそんなにうまくいかないことの方が多いです。
相手(ディフェンス)があることですし、風や雨などの天気も影響するでしょうし、オフェンスセットの他のメンバーの状況もあるでしょう。要因を考えれば考えるほど難しいと感じざるをえません。
点を取れる能力をもったメンバーを集めればいいのかというとそうでもない。そこも難しいところです。しかしここは監督やコーチといった首脳陣の範囲なのでここでは省きます。
オフェンスメンバーにとって一番重要なことは何か?
答えはずばり、
『気持ちを揃えること』
人は感情の生き物です。感情がパフォーマンスを上げ下げします。感情をコントロールできれば一流です。感情を超越できれば超一流です。
動き出したけどパスが来ないとき、どう感じますか?
嬉しいですか?
悲しいですか?
悔しいですか?
常に感情は訴えてくるはずです。パスをもらえない状況が続いたらどうですか?
嬉しいですか?
悲しいですか?
悔しいですか?
また次に走りたいと思いえますか?
おそらく走りたくないはずです。パスがもらえないのですから。
だからこそ「フリーな人にはパスを投げる」ことが重要になってくるのです。
パスがもらえるから、自分の行動を肯定される。自分が肯定されるのです。
この連鎖こそオフェンスセットの心構えなのです。
パスをつなぐことで肯定感を育み、気持ちを揃えていくのです。
その結果として点が取れるようになっていきます。
一人二人のパフォーマンスで点を取ったところで一過性のものでしかありません。むしろ最初は歓迎されますが、徐々に心が離れていくでしょう。あいつに任せておけばいいのだから、と。そうなった瞬間チームでなくなります。
『気持ちを揃える』
そのために、フリーな人には必ずパスを投げる。技術はそのためにある。
これがオフェンスセットの心構えです。