私が大学生だったときに、ゴルフ部の顧問が言っていた言葉。
『夏のスポーツは、冬にどれだけ汗をかいたかで決まる』
これは大変真実だと思います。
また甲子園で雪の降る地方が勝てないと言われたいた時代がありましたが、それも変わりました。雪が降ってもできることはたくさんありますし、勝つこともできる時代になっています。
それは、何が変わったのか?
施設などの環境も大きく様変わりしていますが、意識が大きく変わったのではないかと思っています。
つまり、冬でしかできないことをやる。しかも徹底的にやる。
それでは、冬にしかできないこととは何でしょうか?
それは、
1、体力増進
2、メンタルトレーニング
3、基礎的な動きの徹底
の3つだと思います。
1、体力増進
雪が降ると走れない人が言う人がいますが、それは間違いです。雪の中を走れば良いのです。長靴を履いて、スキー服を着て走れば良いのです。地面を走るよりも100倍疲れます。ダッシュだって出来ますよ。10分鬼ごっこやっただけでも十分な体力増進になります。
雪かきだって立派な筋トレです。筋トレの一環として地域の雪かきだってできるはずです。
2、メンタルトレーニング
緊迫した接戦では、体力や技術よりも精神的な面が必要とされます。そしてこの精神面を鍛えるのには冬の期間が最高です。メンタルタフネスやマインドフルネスなど西洋の学びや瞑想などの東洋の学びもあります。最近では、瞑想から宗教的な面を切り離したマインドフルネスが主流のようです。私は高校生の時に、毎日1分間瞑想していましたが、大学入試やその後のアルティメットでも十分活かされたと実感しています。このメンタルトレーニングは体力増進よりもゆっくりと向上していきますので、この冬の時期に始めることで、優位に立てるでしょう。
3、基礎的な動きの徹底
アルティメットはチームスポーツです。一人では何も出来ず、2−3人がセットになって動くことが多いです。この2−3人の動きを基本の動きとして徹底することでチーム力の向上や意思の統一を図る事ができます。
2人であれば、走り出すタイミングや角度を、3人であれば、走る人と待つ人との三角形のバランスに注視して取り組んでみてはどうでしょうか?冬場は体育館での練習が主になるでしょうから、この基礎練習はもってこいです。ただ流れに身を任せて得点するのではなく、意思を持って走る(もしくは走らない)ことを心がけてほしいです。
まとめ
以上、3点を書きましたが、この3点に注意して春まで取り組んだチームはきっと夏の笑顔がより大きな笑顔になるでしょう。何より個人の伸びが断然変わってきますよ。