スローの精度UPはアルティメットいやディスクに携わる人たちの永遠のテーマと言えるでしょう。百獣の王”武井壮”は自分の思った通りに体が動かせることを大前提にしていましたが、今回のテーマに関しても同じことが言えるのではないでしょうか?
しかしながら、それだけでは説明が不十分ですので、要素に分けて考えたいと思います。
1、神経を作る
2、距離を伸ばす
1、神経を作る
体を動かすのは頭ではなく、神経であると個人的に考えています。その神経が出来さえすれば自ずと思った通りに投げることができます。それでは、その神経の作り方ですが、実は簡単なのです。それは、神経を作ると思いながら投げることです。 実際のスロー練習を見ていると、自分の思い描いたところに投げることができないと、手元を見ながら(確認しながら)投げ直している人を多く見かけます。いや大抵の人がそうです。これでは神経は作られません。目で確認しているうちは脳の見えるところ(顕在的脳みそと呼んでおきましょう)が働いて、体を動かすことで対処しようとします。(これはあくまで個人の見解です。決して脳科学的な知識ではありません)体を動かせば動かすほど、複雑化して決まったフォームで投げることができず、カオスに陥ります。怪我をしてしまう場合もあります。しかし、ある程度フォームがきちんと固まったのであれば、手元を見ずに、投げる場所を凝視して投げるべきです。そうすることで指先の感覚を確認することができ、神経が作られます。様々なスローを同じように投げることで、指先の神経が多数作られ、脳の奥深いところ(潜在的脳みそと呼んでおきましょう)が働き、瞬時の判断でも思い通りのスローが投げ分けられるようになります。
2、距離を伸ばす
100%の力ではなく、80%もしくは50%の力で投げられたとしたら、コントロールは容易になります。100m飛ばせる人が80mや50mの距離は容易に投げ分けることができます。反対に50mがやっとの人が50m投げたのではどこに行くかわからないことは自明のことです。普段のスロー練習から30m投げられる人は40mに、40m投げれられる人は50mに、80m投げられる人は100mにチャレンジすることが重要です。
まとめ
キャプテン翼の翼くんはボールが友達でした。私たちもディスクが友達にならなければいけません。神経を作る。つまりは今ある神経では足りないのですから、新たしい神経を作る、そういう気概が必要となってきます。