先日、郡山に行ったついでに立ち寄った本屋でこの本を見つけた。
教えないってキーワードに惹きつけられた。
これまでずっとそう思って取り組んできたからだ。
教えない。
自分の子どもたちにもずっと教えてこなかった。
大学生になって初めてチームに所属した長女も、おそらく教わってこなかったたくさんのアルティメットワードや考え方に戸惑っていることだと思う。それを狙ってましたのでね。てへ。
教わらないとできないことは、教えてもできないとどっかで読んだ。
それを機に教えるのをやめた。
疑問に思わないことは、吸収しないからだ。
もちろん初心者には教える。
でも、最初の理屈だけだ。
小さい子にはほとんど教えない。教えても自分の心地いい感覚に戻してしまうからだ。
それでいいと思っている。
その人には、その人なりの時間の進み方があって、試験があるわけじゃないので、締め切りがない。
ずっと上手くなるように練習していけばいい。46歳になった僕もそうしている。
この本に出会ったことが、また新しい転機になった。
教えないコーティングを勉強しているなんて、なんか不思議な感じだけれど、本にも書いてあった、勉強しない指導者はやめたほうがいいのだ。感覚や経験だけで教えるコーチはいないほうがいいのだ。ましてや感情丸出しで選手に向き合うなんて、指導者ではない。
そして指導者としてだけではなく、自身の成長にも繋げたい。
選手として、指導者として、親として、夫として、人として。
僕ら人にはたくさんの”面”があって、それが有機的に結合したのが、自分自身。
人生、ようやく折り返し地点。
残りの人生をもっと楽しもう。