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4月に向けて思うこと。2019年3月と甲子園。

雪が解けて早1ヶ月。いつの間にか暦の上でも春になりました。劇的な春の訪れが例年あるのですが、今年はノンビリした訪れです。そのせいでか気持ちにグッとくるものが無いように思います。しかしそんなことは言ってられないので仕事に向かっています。
 イチローが引退しました。日本で9年、メジャーで19年の選手生活。そのほとんどが素晴らしい活躍という世界中の誰もが認めるスーパースター。調べてみると日本球界もメジャーリーグも平均して10年で辞めていくのだと言われています。イチローは約3倍もの時間をユニフォームを着て私たちに素晴らしいプレーを見せ続けてくれたのです。もしかしたら一般的な野球選手としてなら60歳くらいまでできるのだろうけれど、イチローとしての活躍ができなくなる判断なのでしょう。一流です。
 ありがたいことに農業に卒業はありません。毎年毎年成長することができます。ずっと現役。一方で、常に「初心者のつもりで」という言葉もあります。これは「怠ることなく細心の準備を」ということです。これはイチローにも当てはまる気がします。彼のインタビューを聞くと常にそういうことを言っています。自信も必要なのでしょうが、慢心は常に心の奥に潜んでいて、それと戦うことが本当の戦いなのかもしれませんね。
 息子が甲子園に行きました。正確にはスタンドで応援していましたが、それでも充分でした。僕は高校球児ではないので甲子園がどれだけ凄いかはわかりませんでしたが、甲子園のあの雰囲気を味わえばわかりました。感動しました。感心しました。息子も今度はグランドに立ちたいって言ってました。親としては何も手助けできませんが、暖かく見守りたいと思います。

 応援は力になる。甲子園でもそう感じました。プラスの応援もマイナスの応援も合計して力になります。甲子園で学んだことは、プラスの応援をし続けようということでした。それはきっと人生でも同じことなのだと。また甲子園に連れて行ってもらえるように、プラスの応援をし続けたいと思います。