百聞は一見に如かず。これは間違いない。実体験こそ心に深く刻み込まれる。グーグル先生に聞いた知識は瞬間で消え去ってしまうとローランドさんも言っていた。間違いない。
僕の昔話をしてみる。中学2年生のときだ。この話は以前もブログで書いたので知っている人もいるかもしれないけれど、当時の数学の小池先生が驚くことを授業中に言った。小池先生は軍手にサングラス、つなぎを着て竹刀を持ち歩いていた先生。風貌からもおそらくは生徒からも評判は良くなかったことは想像に難くない。
彼が、こう言ったのだった。
「先生の言うことは信用すんなよ。教科書は信用していい。」
「先生ってのは22の時から先生って言われ続けて、(ふんぞり返って)頭のてっぺんが後ろについているくらいだ。まぁ、おれは信用していいけどな。」
驚きだった。先生は信用できる存在だと思っていたから。小学校時代はいい先生に恵まれていたのだった。
これをきっかけに、僕は高校3年生までほとんどの授業を聞いていない。ずっと教科書や問題集を自習していた。自習していてわからないことだけを授業中聞いているようにしていた。おかげで試験勉強や受験はそれほど苦労した記憶がない。学校の試験は教科書や問題集からしか出ないからだ。
まず、自分でやってみる。いろいろ考えてみる。それでもわからないことがあれば聞いてみる。で、腑に落ちる。忘れない。今でも数学の問題はある程度解ける。数学塾ができたものそういうことが理由だと思う。授業中だけ勉強したのでは身にはつかない。
で、今、たくさんのディスクに触れる機会を持てている。驚くほどたくさんのディスクがある。驚くほど。毎日驚きの連続である。今日の一枚に選んだバルキリーなどは僕との接点などないと勝手に思っていたけど、間違いだった。握ってみて、可能性の翼が生えた。驚いた。まだまだ翼は大きくなる。